担当授業終了

2018年1月2日

2011/12/28
僕が担当している中学生クラスの冬期講座は、今日が年内最後の授業でした。例年、レギュラークラスの受験目的のコースには10名以上登録があるのですが、今年は震災の影響か、高校受験バブルがはじけたのか、受験生は2名だけと寂しい状況でした。
総数としては中学1・2年生や受験目的でない中学3年生で、ほぼ同じくらいなのですが、いつもと勝手が違ってクラス運営と言う点では戸惑っていました。しかし、この冬期講習会では受験目的の3年生が一気に6人、中学1年生も2人増えて、急に忙しくなりました。
とはいえ、3日1単位×3の短期の受講です。その上3単位履修する生徒は皆無。教える側としては、受験までに3〜6ヶ月くらいかけて、じっくりと、しみ込ませるように様々な項目を定着させながら教えていきたいのですが、受験を目の前に控えたこの時期からのスタートでは、そうも言っていられません。
結果的に、それぞれの受験校にあわせた課題に取り組みながら、最大公約数的な基本的事項を講義形式で伝えていくような授業スタイルをとっています。生徒達は目をキラキラさせながら、食い入るように話を聞いてくれるのでやりがいはあるのですが,もう少し時間があったら、一人ひとりにマッチした授業ができるのにと、正直思います。
「アートやデザインの世界では、技術や知識の習得には時間がかかるものだけど、とりあえず受験までに必要最低限なことはこれとこれだから、絶対覚えてね!」受験屋さんとしては当然のアプローチですが、安易な着地点を与えることで、その先に有る幅広く,深い世界へ彼女達が進んでいくことのブレーキにだけはならないように心掛けなければと思っています。
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