紙質

2018年1月3日

2007/06/29
授業の合間を縫って「人あつまり展」に出品する小品用に、水彩絵具を使って気楽に色遊びをしながら、エスキースを兼ねたものをつくりました。
070629_01.jpg用紙は、1階の「ちよだ画材」オリジナルのはがきサイズの水彩紙セットを使いました。もともとは「ファブリアーノ」の「クラシコ5」という紙らしいのですが、この表と裏が分からない。店員に聞くと「一応、表裏はありますが、メーカー側も使い勝手のいい方に描いてくださいと言っています」とのこと。とはいえ、どちらの面も絵具の発色もよく、表面のでこぼこ具合と相まって結構しっくりきました。
紙質と言えば、予備校の学生達がデッサンなんかでよく使う「M画用紙」が今年になって大きく変わりました。表面の凹凸、手触り感はマーメイド紙に似ています。紙の厚みも厚くなって、まったく違う紙になった感じです。
M画用紙とマーメイド紙では、値段が何倍も違うので、何となく得した気分にもなりますが、学生達が取り組む鉛筆デッサンとの相性となると、昔のままの方がよいかもしれません。メーカーによると、思った以上に紙質が変わってしまったので、再度の変更も視野に入れているとのことです。それはともかく、学生達にはTPOに応じて、どんな紙にでもかけるだけの、柔軟な技術を身につけてほしいと思います。
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