合評会
2006/03/30
僕の担当するカルチャー教室、木曜日のクラスは今日で今回のモチーフは
終了。毎回、課題の終わりには合評会を行っているのだが、今回は「なぜ
最初に題名を決めてもらったときに、この題名にしたのか?」という点に
しぼって対話形式で会を進めた。今回のモチーフについてはこちら。
学生時代に「絵画発想法(?)」なる講義があり、「これを聞けば素晴ら
しい発想法が得られる」とばかり受講したものの、先生方からは「僕はク
ラシックを聞きながら下書きをしている」など、当たり障りのないことし
か聞けずがっかりした覚えがある。結局「学問に王道なし」ということか。
ただ、その中で日本画の先生が「日本画の世界には花鳥風月というものが
あって、題名を決めれば必然的に構図も決まってくる。」とおっしゃった
のが印象に残っていた。そのときは「日本画の世界は、そこまでオートマ
チックなものなのか!」と妙に感心したものだった。
そんなところからスタートした課題だったが、生徒さん自身が自作に与え
た題名から思いもよらぬ広がりが出てきたりして、見ていて楽しかった。
「描き方」の習得よりも、絵を描くことでそれまで気がつかなかった自分
の一面に気がつくというという過程を楽しんでもらえればと思う。
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作品について題名明ける高原作家名木間明(きまあきら)技法日本画状態額装化粧外箱(紺地タトウ箱)布袋付(黄袋)です。サイン右下にサインサイズ色紙画面寸法:24.2cm(幅)×27.2cm(高さ)額付寸法:38.5cm(幅)×41.5cm(高さ)作家画歴1934年 千葉県に生まれる1952年 岩崎巴人先生に師事・日本画を学ぶ1954年