クロッキー
月に一度指導にお邪魔している「松戸女性洋画教室」。2月3月は、人物課題です。
アトリエ新松戸のOBやOGたちのお小遣い稼ぎにもなるということで、学生がお休みになる2月3月と8月におこなっています。
今回は、今年、女子美術大学に合格したOさんにモデルをお願いしました。
人物課題のときに問題となるのはやはりプロポーションなど、形態の把握の部分です。
言葉で説明してもなかなか伝わらないことが多いので、自分自身、生徒さんと一緒にクロッキーをおこなっています。
最初のポーズ。身長が高く、手足の長いOさんのプロポーションの把握に苦労しました。
影をつけたバージョン。コートを着ているため、左手の袖口から指先の表現が難しかったです。
頭部のズームアップ。若々しい感じがもう少し出ればよかったかな?
初めてモデルをやったOさんは興味津々で、生徒さんのスケッチをポーズの合間に見て回っていました。
僕は日頃、エスキースやクロッキーにボールペンを使っています。面倒くさがりな性格が影響しているのでしょう。
普通、美術学校では鉛筆や木炭がスケッチやクロッキーの画材と使われているので、Oさんはちょっと驚いたようです。
生徒さんにもお話ししたのですが、デッサンやクロッキーは「それを超えて次にいく」というよりも、「どの段階でもやり続ける」ものだと思っています。素材や対象は何でも良いので、とにかく描き続けることに注力してほしいと思います。
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