最後の仕上げ
2006/05/22
日曜日には夜10時くらいまで作業をした。この日は朝から学生達の朝自
習の準備、出欠確認、フリータイムクラスの指導と、いつもと変わらない
日課をこなす。午後は日本画のクラス。僕の担当ではない。庶務は他のス
タッフにまかせ、空き教室に作品を持ち込み最後の仕上げにとりかかる。
今回はパネル作りの段階から画像で記録したので、途中経過を振り返るこ
とができる。昼間のすっきりした頭で考えると、先週末は締め切りが迫る
焦りのあまり、作っては壊しの繰り返しで前に進んでいなかったようだ。
夜中に作業していたことによる興奮状態がそれに拍車をかけたようだ。
人間追いつめられるとパニックのような状態になり、冷静な判断が出来な
くなるものだ。そして、自分を追いつめるのは結局自分。そうならないよ
うに余裕を持ったスケジュールで、いつも学生にいっている「冷静に自分
の絵を見て客観的に判断する」ことを実践しなければならなかった。
とはいえ、やったことがすべて間違いだった訳ではない。大きくデッサン
を変えたことで最後になって力強さが加わったと思う。満足のいく部分も
いかない部分も、それらすべてをひっくるめて自分の作品。それを少しで
も多くの人に観てほしい。そんな当たり前のことを考えつつ、筆を置いた。
21日明け方の状態。このあたりで最終方針がようやく決まった。
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