ダンス専科パッケージ・2
2006/04/02「ダンス専科パッケージ・1」の続き
4組目はスペシャルゲストのシュロミ・ビトンさん。イスラエル出身で、
数々の受賞歴を持つ若手ナンバーワンダンサーということだ。オープニン
グでは観客を舞台にあげ、暗転を利用しながら即興に近い形で作品の背景
になっているであろうパレスチナ問題を語りかけるように演じた。
ダンスパートになり、思い切り体を効かせて動きを作るのかと思いきや、
意外にも四肢の動きを中心としたダンスで「あれっ?」という感じ。そう
なると動きそのものよりも、特に手の動きのもつ意味や記号を探り取ろう
とするのか、何となく言葉が通じないときのようなもどかしさを感じる。
公演が終わった後、妻と娘と3人で近くの中華料理店で食事。もどかしさ
については「やっぱり動きにも民族ごとに言語みたいなものがあるのかね」
と考えることに。日曜日はマチネ、ソワレの2公演。舞台の後、修正する
点も出てきたということで、妻からはいろいろ感想を聞かれる。
僕にとっての彼女と、演出家が感じているそれとの間にはきっとギャップ
があって、そこが面白かったり、しっくりこなかったりするのだろうけれ
ども、一般のお客さんにはどう写っているのだろうか。どうも客観的にな
れない。明日は明日の風が吹く。最後はその場のノリで決まるのかな?
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