河口龍夫展
2009/10/15
10月14日から東京近代美術館ではじまった「河口龍夫展、言葉・時間・生命」に行ってきました。河口先生は、筑波大時代にお世話になった先生です。専攻は違ったのですが、先生自身の制作や発表を通じて「現代美術(コンテンポラリーアート)」への扉を開いていただきました。
初日に行ったこともあり、会場でご本人にお会いできて、少しだけですがお話しできました。今は京都と岡山の美術大学で教鞭をとられているそうです。また、今回の会場は移動壁がないタイプなので、総てプラン通りにまっさらな壁面で展示できたことを、とても嬉しそうに話されていました。
河口先生の作品は、植物の種子を鉛で梱包したり、空気や土、水、あるいは「闇」を閉じ込めたりと、副題の通り言葉や時間、生命などの「関係」について、考えさせられるものです。最近そういったタイプの作品に出会ってなかったので、とても懐かしく、かつ新鮮な印象を受けました。
視覚的な快楽だけではなく、「考えることもアートなんだ」ということが感じられる展示です。今の学生にも、一度は触れてほしいと思います。
公式サイトには、もう会場の展示の様子がアップされていました。さすがです。
今日の一枚「おもちゃカボチャ」
ハロウィンですから…。
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