地味だけど、大きな一歩
2012/04/29
昨日は、松戸美術会の理事会でした。6月の松戸市美術展に向けて様々な懸案を討議したのですが、僕自身としては、それまでおんぶにだっこだった印刷所から「展覧会目録はもうできません」と宣告されたことが気になっていて、気が気ではありませんでした。
アトリエでもデザイン業務を行っているので、「ならば我々で!」と見積りを提出して、理事さんたちの判断を仰ぎました。結果は、出品目録と出品者名簿の印刷を請け負うことになりました。
今は、「印刷通販」といって、「ネットで申込&入稿、宅配便でお届け」という業務形態が当たり前になってきています。業者さんは「紙の種類の豊富さ」「納期の速さ」「低価格」など、それぞれの強みをうたってきます。その中で、街の印刷所の立ち位置は非常に難しくなっているのでしょう
しかし、それまで旧来の印刷所で行ってきた名簿管理をアトリエで請け負うことになれば、直接的に会の運営に有効なデータを導き出せるかもしれません。そして、出品目録と名簿を分けることで、来場者に何の疑問もなく手渡していた住所入りの出品目録が無くなります。
個人情報保護の観点から、市展会場のカウンンターで配布する「目録」から、住所などの情報を除いて欲しいとお願いしてきた立場からすると、まさに大きな一歩です。少し、松戸美術会の運営も時代にマッチしたものになっていくのではと期待も広がります。実社会では若手ではないけれど、絵描きの集団の中では若手と言われる我々世代が、これから頑張って行かなければと、あらためて思いました。
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