オーダーメイド

2018年1月2日

2011/09/21
データベースはワープロやスプレッドシートに比べて、敷居の高いソフトのようです。単語帳のようなカード式情報ツールの概念と、リンクによるリレーションの概念を概観できないと、柔軟なシステム構築は難しいでしょう。僕自身は専門家ではないのですが、教室運営の必要に迫られて10年以上ファイルメーカープロを使っています。そんなこともあり、今年から知人の運営するNPO法人の会計システムの構築を手伝っています。
今日は月に一度のメンテナンスの日でした。4月から運用を始めて、いろいろ担当者と相談しながらブラッシュアップしてきたことで、ここに来てようやく安定的に利用できるようになってきました。ちょっと、自分の専門からは外れるのかな〜とは思いますが、それでも自分が手をかけたものが、形になっていくのは嬉しいものです。
何でも、以前に会計事務所の職員の方にシステム構築をお願いしたところ、業務内容に関する理解度の違いのためか、自分たちが使えるとは思えないものが出てきて、導入を断念したことがあったそうです。せっかく、労力を使って作っていただいたものを断るのは心苦しかったようですが、使えないものは使えない。致し方なかったのでしょう。
今回、自分がやっているのはまさにオーダーメイドの一品ものです。それほど難しい関数やスクリプトを組んでいる訳ではないのですが、クライアントにとって必要な情報はなんなのか、どういう集計結果が必要なのか、徹底的に話し合う中で、使う側のスキルも伸びてきて、柔軟な運用が出来そうです。
市販のテンプレート集のようなパッケージものの安心感はありますが、多くの場合、そのまま使えることはまずありません。業務内容は会社、部署ごとに千差万別です。なのに、時には自分の業務を曲げて迄、システムにあわせようとする場合もあります。それでは本末転倒です。
それは、予備校やカルチャー教室の運営でも同じでしょう。もはや、教える側の理屈によるマス教育は成立しないし、そんな殿様商売はぜひとも淘汰されるべきです。それと同時に、需要側、供給側の「安かろう、悪かろう」からの脱却が必要だと思う、今日この頃です。
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日記

Posted by hideta