再会
2011/05/04
連休後半初日の昨日は、アトリエで留守番をしながら松戸市展関係の仕事をしていました。ふと、いつも流しっぱなしにしているツイッターのTLを見ると、大学時代の同級生で福島で教員をしている友人が、新三郷のIKEAにいるらしいツイートを発見。新三郷から新松戸はたったの３駅。さっそく連絡をとりあって、その日の夜に新松戸で落ち合うことにしました。
２０年以上ぶりの再会です。仕事のこと、制作のこと、家族のこと、話したいことは沢山ありましたが、話題はどうしても原発問題になっていきました。
彼には、まだ小学生の子どもが２人います。そして、現在住んでいる福島市から彼の実家がある会津に、２人とも疎開させる決断をしたそうです。子どもたちのコミュニティーのことを考えれば、それはつらい決断だったと思います。
しかし、緊急に定められた２０ミリ・シーベルトの校庭利用の放射線年間被曝限度がどうしても納得できない以上、子どもを守るのは親しかありません。あえて、危険を直視して、とるべき行動を、お上任せではなく、自ら決断したことに心を打たれました。
今回の再会も、子どもの被曝量を少なくするために、週末は少しでも福島から離れようとしていることで実現したということを聞くと、何かいきなり、この問題が他人事ではなくなった気持ちになりました。
明日、友人一家は福島に帰ります。自宅に帰ることが安らぎではなく、緊張と不安につながるのかと思うと、何とも胸が塞がれます。１日も早い日常の回復を願わずにはいられません。
久しぶりの今日の1枚
