娘の通う学童保育所の合宿の第1日目。娘も僕も、今年で5年連続の参加
になる。初日のプログラムは、移動のバスの中でのバスレク。阿武隈川の
源流近くでの川遊び。そして夕食後のキャンプファイアー。夕立なども降
り、天候が心配されたが、ほぼ予定通りにプログラムをこなす事が出来た。
学童の合宿では、1年生から3年生までで5人程度の班を作り、親とは違
う父母が引率する。4年生以上も同様だ。親にとっては、我が子とは違う
子ども達と寝食を共にすることで、子育てでの気づきが即され、子どもに
とっても、親以外の大人に見守られている事を実感できる貴重な場だ。
最初の頃はずいぶんと気を使った。大分慣れてはきたが、まだまだだ。去
年から4年生以上の班を担当するようになったが、僕の班は何かと頼ろう
とする。かまいすぎたのかと反省。放っておけばそれなりにやっている。
その時は出来なくても、我慢して彼ら自身にやらせる事も大切なんだろう。
親達の(僕の)最大の楽しみは、子ども達を寝かしつけた後の父母交流会。
疲れた体にビールが美味い。例年通り自己紹介に始まり、たわいのないお
しゃべりや真剣な子育て論議など夜半を過ぎても終わらない楽しいひとと
き。ここで親同士学童の絆を深めていく。これだからやめられない。
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オープンキャンパス
朝の報道番組で大学のオープンキャンパスの話題が取り上げられていた。
柏の麗澤大学の場合、一泊二日の日程で現役学生との懇談会や模擬授業、
学食で3食ついて4,000円で参加できる。加えて大学紹介DVDや
自前や市販のの入試問題集などを参加者に無料で配布しているという。
千葉県は全国に先駆け来春の入試から全入時代に突入するという。麗澤大
学も差別化を図るのに必死だろう。また、名古屋産業大学では「愛・地球
博」の見学ツアーまでついている。しかも、大学から会場までの交通費や
入場料は無料。おかげで、地方からの参加者が大幅に増えたらしい。
国立大学も例外ではない。一橋大学では「学生によるキャンパスツアー」
など、学生の意見をどんどん取り入れているという。受験生にとって現役
学生の意見や作品というのは親しみやすいものだろう。どのような手段で
あれ、受験生に大学をアピールしていく事は必要不可欠な時代だ。
ただ、敷居を下げすぎるのは問題だ。入試や就職など人生の節目は、その
時の自分の立ち位置に気づく機会だ。そして、そこから突き抜けようとす
る衝動が学ぶ原動力になった。その気づきの機会をどうするか。我々も含
め安直に学生確保に走るのではなく、先を見据えて考えるべき時期だろう。
ニュースページリニューアル
2005.07.26からの続き
WEB上の画像をFLASHでつくればダウンロード出来なくなるのだが、
作業が煩雑になりそうだ。なんとか手軽に出来ないか考えながらJava
Scriptのサンプル集を眺めていたら「サンプル写真をさわったら拡
大画像と説明文を表示する」というのがあった。
この方法を応用して「サンプル写真をさわらない時はタイトル画像を表示
する」というスクリプトを作り、それらを併用すればサムネールはダウン
ロードできても大きな画像は大丈夫だ。「対象ファイルを特定できなけれ
ばダウンロードできない」という当たり前の事に気づいた格好だ。
また、このスクリプトには思わぬ副産物があった。複数の大きな画像を一
つのHTMLファイルで表示できるようになるので、ファイル数の削減が
可能になる。サイト内のファイル数が1500をこえ、GoLiveの動
きがやたらと重くなってきていたので、願ったりかなったりだ。
昨年6月から始めて溜め込んでいたニュースページのファイルのうち、と
りあえず直近の6つのトピックスについて新しい方法に書き換えてみた。
タイトル画像も新しく作った。「これをFLASHにして、ニュース番組
のオープニング風に・・・」などイメージは膨らむ。

左が新しいニュースページ。右がこれまでのもの。
台風直撃&WEB
夏期講習会が始まってまだ2日目なのに、台風だ。夜9時頃に最接近する
のだという。勢力はさほど強くはないようだが、交通機関が止まってしま
うのが怖い。スタッフと相談の上、夜間の学科授業を休講にする。雨脚が
弱まったのを見計らって懸垂幕を降ろし、非常階段の植物を3階に入れた。
同時に夜間のみ履修している学生に休講の連絡を入れ、学科受講者にアン
ケートをとって補講を日曜日に行う事にする。そこまでやって、とりあえ
ず一段落。その後、WEBで台風情報と交通情報を見ながら、サイトの更
新作業。ニュースページに夏期講習会開講の情報を加え、早速アップした。
動作確認をしながら、数名のスタッフと個人情報保護の観点から学生の顔
が判別できる画像の使用について協議する。2年前には「女子大生のHP
見て恋心。新潟大立てこもりの米国人学生」なんて事件も起こっている。
これはレアケースだとしても、用心してしすぎるという事はないだろう。
とりあえず、ブログでは顔が判別できないものを使用。メインサイトでも
画像をダウンロードできない仕組みをとる事に。しかし、学生の表情は教
室の雰囲気を一番伝えてくれる。せっかくウェブサイトを開いているのに
これを紹介できないのは勿体ない。なんとか安全な方法を工夫してみよう。
夏期講習会開講
夏期講習会が始まった。毎年初日の朝は申し込み手続きや画材の受け渡し
などで混雑する。そこで、指導スタッフも通常よりも30分早い出勤にし
て、窓口業務や新人の教室への誘導など手伝ってもらった。おかげで、ど
のクラスも比較的スムーズにガイダンスから授業に入れたようだ。
昨日の作業のように、講習会など節目節目に少しずつではあるがアトリエ
の環境を改善している。今回はイーゼルを入れ替えた。今までのものは、
ねじを回して高さを調節するタイプだった。このタイプは微妙な高さ調節
が出来る反面、画面が斜めになりやすかったり、保管時に場所もとる。
そこで、思い切ってピンを差し込むタイプを導入した。これだと画面が斜
めになる事もないし、ピンを外してしまえばほぼフラットになるので保管
場所も少なくて済む。古いものは一部を残して倉庫に移動した。こうした
事で、日頃見慣れたアトリエもすっきりとした印象に変わった。
玄関のポスターも1学期のものを外し、夏期講習会用に替えた。良い作品
をつくるためには、常に新鮮な気分で制作に取り組むことが大切だ。季節
感やフレッシュな空間はそのための必要条件だろう。学生たちが、この講
習会で制作者として成長できるよう、しっかりとサポートしていこう。

夏期講習会のパンフレットを利用して入り口にポスターを出しました。
講習会準備
明日からの夏期講習会に備え、スタッフ総出で準備作業を行った。作業内
容は1学期最終日にやりきれなかった備品の片付けや、モチーフの買い出
し、講習会生名簿の作成、パーテーションの製作など、多岐にわたった。
「自分の仕事場は自分でつくる」をモットーにみんなで汗を流した。
作業終了後、スタッフ全員を前にメッセージを伝える。新聞によれば、2
年後の大学入試における全入問題と同じようなことが、時を同じくして教
員採用試験でもおこるのだという。大学を卒業して資格さえとれば誰でも
教員になれる。自分が学生の頃には考えられなかった時代の到来だ。
我々予備校に所属するスタッフは、何らのかの資格によってその立場を守
られる存在ではない。だからこそ日々研鑽を怠らず、内容で必要とされる
存在になろうではないか。そして、アートやデザインのエバンジェリスト
(福音を伝えるもの)として将来のある学生たちに接していこう。
そんな話をした。教える側の志が低ければ、学ぶ側はすぐに腐ってしまう。
そして、残念ながら我々は未熟だ。この事を自覚した上で、時代を生きぬ
く強い意志を持った一人の制作者として、教育という高い峰に挑んでいき
たい。楽して飯は食えません。そして、気張らなければ何もおこらない。
サイト更新
取り合えず、キャンプに行っていた2日間に、たまりにたまってた申込書
類やら入出金伝票やら銀行帳簿の整理etcを片付け、サイトの更新作業。
情報発信もスピードが勝負。少しでもライブな感じを伝えられるように、
ニュースページに「昼間部キャンプ」の様子をアップする。
昨年は、キャンプの映像でウェブCMを創るぞと意気込んでビデオカメラ
片手に学生たちを追ったが、かえって緊張してギクシャクした動きになり、
いい絵がとれなかった。ならば、友達同士の方がいい絵が撮れるかと、今
年は学生にデジカメを持たせ、お互いに勝手に撮らせてみた。
しかし、自分のものでないカメラの扱いになれていない事もあり、なかな
か構図が決まらない。また、交友関係でどうしても特定の人間がフレーム
の中心にきがちだったりで、なかなか使えるものが見当たらない。こうし
てみると、当然の事だがプロのカメラマンのプロたるゆえんがわかる。
それでも中から12枚ほどの画像を選びサイトを構築、夕方アップした。
可笑しかったのが、撮っている方がおしゃべりや花火に熱中して、楽しく
なってしまうと、撮影の事を見事に忘れている事。おかげで時間軸が飛ん
だりしているが、ほのぼのとした1泊2日が伝わるのではないかと思う。

アトリエ新松戸のトップページやニュースページから見る事が出来ます。
山のような
キャンプから帰ってくると山のような事務処理が待っていた。さすがに夏
期講習会前に2日も申し込み手続きやなんかを放置すると大変な事になる。
それに今年はつくばエクスプレス(以下TX)が8月24日に開通する。
それをあわせて今までにない取り組みを考えているので余計にだ。
ニュータウンが出来て、入居者の子どもたちが学齢期を迎えるのに15年
から20年くらいだろうか。アトリエの受験生も、当初は新松戸地区のマ
ンション群在住者の割合がかなり高かった。それが次第に割合を減らして
きて、最近は北総開発線や成田線沿線からの学生が目につくようになった。
TXが開通すれば、今度は守谷や流山地区のニュータウンからの学生が通
えるようになる。少子化が進む中、そういった意味では、新松戸という場
所は予備校の立地として恵まれているといえるだろう。そのためか、最近
駅周辺に予備校、塾関係の看板がずいぶん増えてきた。
とはいえ、いくら立地が良くても、知名度がなければ来てはもらえない。
まずは南流山駅で配布されるポケット時刻表に広告を出す事になった。同
時にTX各駅へのポスター掲出や検索サイトの広告についても調査。具体
化していく。何かが起これば展開が変わる。判断のスピードが大切だ。
昼間部キャンプ(第2日)
バンガローの中であまりの寒さに目を覚ます。時計をみると7時少し前。
のそのそと起き出す。学生たちはまだ眠っているものもあり、すでに朝食
の用意をしているのもいる。中には海岸まで朝日を見に行った連中もいた
らしい。がんばれ若者。今しかそんな事は出来ないぞ!
2日目はほぼ自由行動。しかしキャンプで自炊となれば、自ずと食事作り
にかかりっきりになる。その合間を見て、泳ぎにいく者、磯遊びにいく者。
近くに温泉があるので、そこに行ってみる。地下かなり深いところからく
み上げた少し塩っぱいお湯。サウナや露天などじっくりと堪能した。
温泉の帰りに海岸によってみると、人影も少なくほぼ貸し切り状態でうち
の学生が遊んでいた。贅沢だけどちょっと寂しい。昼食後、余った食材を
分配する。片付けの後、最後に記念撮影。駄洒落好きの管理人さんからも、
来年は来ないようになどと声をかけられる。
デジカメを学生に渡して道中の記録を撮らせたのだが、帰りの写真はみん
な熟睡状態。ほぼ徹夜でお喋りしていたのだから仕方ないか。何はともあ
れ柏駅に全員無事到着、改札を出て解散。けが人や病人もなく無事イベン
トが終わった事に胸をなで下ろす。さあ!!25日からは夏期講習会だ。
昼間部キャンプ(第1日)
恒例の「昼間部キャンプ」に行った。自然の中で寝食を共にして学生同士、
そして講師との親睦をはかる行事だ。宿泊場所は「阿字ヶ浦バンガロー」。
3年連続でお世話になる。予備校という性格上、そう何年も参加されても
困るのだが、2度目、3度目の学生もいる。来年は来ないように!!
朝、まだ通勤ラッシュの時間帯の柏駅に集合。常磐線を一路北へ向かう。
勝田駅でローカル線の典型のようなディーゼル車に乗り換えると、車窓に
広がる田園風景に目を奪われている学生もいた。30分ほどで阿字ケ浦駅
に到着し、一歩降り立つと海の香りが胸に沁みた。
昼食は各自持参のお弁当。その後、アトリエから持ってきた陶器を野焼き
する。2人1組で30分ごとのローテーションを組み、3時間かけて焼き
上げる。なかなか趣きのある焼き上がりだ。その間、自分の当番以外の時
間は自由行動。学生たちは海岸に出かけ海水浴を楽しんでいた。
夕食は地元の海の幸とカレー、薫製など盛りだくさん。焼き上がった陶器
で乾杯し、自分たちで作った料理に舌鼓をうつ。開放感からか、みんなよ
くしゃべる。暗くなってからは海岸で花火。学生たちは、日頃なかなか話
せない悩みや夢、その他諸々のことを遅くまで話していたようだ。