陶芸実習
月曜日の午前中。油画科とデザイン工芸科合同で陶芸実習を行った。予備
校での課題は、デッサンや色彩など「絵を描くこと」が中心で、陶土や金
属など工芸で使用する材料を使うことがあまりない。このような授業を通
して、工芸分野にも興味を持ってもらい、表現の幅を広げることが目的だ。
指導はカルチャー教室工芸部のS女史。こういった授業ができるのも、カ
ルチャー教室と予備校と両方やっているアトリエの良さだ。夏期講習会前
のキャンプのときに、乾杯で使うコップを作るということになっているの
だが、逸脱するものもチラホラある。まずは楽しめれば良しとしよう。
この日作った作品は、キャンプの時、現地で野焼きする予定になっている。
この企画、実は今まで何回かチャレンジしたが、焼成時に破裂したりでな
かなかうまくいかなかった。そこで今回はあらかじめアトリエの電気釜で
素焼きをしたものを現地で焼くことにした。
最近の学生は、火を使うことに慣れていないので、薪の組み方や空気の送
り方などアドバイスしながら焼成する予定だ。野焼きならではの自然釉の
野趣が出るかは、1000度を超える高温状態が作れるかどうかがポイン
トになるらしい。やってみなければ解らない。僕も経験、彼らも経験だ。
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