前膠塗り

2018年1月2日

2009/12/20
091220_01.jpg日曜日のクラスを手伝いで朝から出勤。冬期講習会と同時進行なので、いつもより多少手狭な環境だったけれど、今年最後の授業をつつがなく終えました。今週、試験のある学生もいて、和やかながらも緊張感のある1日でした。受験する学生には、今持てる力を精一杯発揮してほしいと思います。
授業終了後、自分の制作の下準備に取り組みました。
まず、パネルを仮止めしていたガンタッカーの針を1本ずつ抜いて、その後ベニアの表面の砥の粉をとるために、ぞうきんで水拭きします。この一手間が、次の作業での膠液の伸びを良くして、塗りムラを防ぎます。
次に、昨日の内に膨潤させておいた膠を湯煎にかけます。約60度くらいまで温度を上げると、粒が消えて液状になります。僕は温度計などは使わず、お湯や膠液に直接指を突っ込んで目安にしています。大雑把ですが、これで結構いけます。
この液をあまり冷やさないように注意しながら、パネルの表面と側面に幅広の刷毛を使って塗っていきます。今はかなり慣れたので、ほとんど均一に塗れますが、最初のころは一目で分かるくらいにムラがありました。やはり、経験の積み重ねは大切です。
画像は表面に膠液を塗っている途中の様子です。色の変わっているところが、塗ったところです。明日は綿布を貼り込みます。
091220_02.jpg
今日の一枚。ボスコエキストラバージンオリーブオイル
今見るとちょっと軸が曲がっているようです。難しい…。。
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制作記録

Posted by hideta