搬入延期
2006/05/20-21
前日のレセプションを中座させてもらい、徹夜で追い込み。どうしても気
に入らないところを大幅に手直ししたため、とても作品の引き渡し前日と
は思えない状況だ。今回は事前にかなりエスキースをつめたつもりだった
が、やはり完成のイメージが弱かったのだろう。反省しつつ作業を続ける。
夜中の作業は気分が昂るもの。「よし!いける」という高揚感と「もう駄
目だ」という絶望感の間を行き来しながら気がつくと朝の6時。さすがに
体力の限界で筆がふるえ線が描けない。この時点で出品はいったんあきら
める。出勤してきたスタッフに泣き言をこぼし帰宅。情けない。
少し休もうと布団に横になる。体は疲れているはずなのに頭の奥が冴えて
眠れない。10時半頃、搬入代行業者から携帯に電話があり、今回の予約
はキャンセルと伝える。お昼に起きだし食事。せめて出品だけでもしよう
と、旧作を引っ張りだす。少し手直しして自分で持ち込めば良いか…。
ここでふと気がついた。業者の引き取り期日は今日でも、都美館の搬入は
23日の4時まで。あと2日もある。旧作を手直しするより、新作に挑ん
だ方がモチベーションがあがる。たった2時間の休息だったが、朝のこの
世の終わりのような気分から一転、少しだけ前向きな気持ちになれた。
20日の状態。大きくデッサンを変え再スタートした。
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