自分を見つめる

2018年1月3日

ようやく制作三昧の日々だ。朝からアトリエに籠り、ひたすら絵筆をとる。
精神的な集中力は学生の頃よりも増したと思う。何と言ってもあの頃は無
限に時間があると思っていた。不惑を前に、今日明日の締め切りだけでな
く、人生の中でできる量的な限界について、ついつい考えてしまう。
しかし、体がついてこない。130号の画面2枚を目の前にすると、自分
の身体の限界を否応なく感じる。ストロークやら、タッチやら、小さなエ
スキースでは問題なかったことが、とたんに出来なくなる。気合いを入れ
過ぎると、腱鞘炎になりそうだ。膝が震え、指先は硬直する。
野見山暁治先生なんか、あの年でどうやってあの巨大な画面と折り合いを
付けているのだろうか?そんなこんなで、多分日本で一番大きな絵を描い
ている遠藤彰子さんのサイトをチェックした。もう冗談だろうの世界だ。
こちら。いかに絵描きとして自分がぜい弱であるか知る。悲しい瞬間だ。
とは言っても現実の締め切りや雑事はそこにある。とにかく仕上げなけれ
ばいけない。新象展用の作品に一様に手を入れ、市展用のパネルの仕上げ。
同時進行で自分のブログと美術協議会のブログに記事をアップ。さてこれ
からの松戸の美術状況は何処へ向かうのでしょうか?乞うご期待。