Jeff Beck
2009/02/10
昨日のJeff beck の公演。いや、すばらしかったです。
オープニングの Beck’s Bolero から、総立ち・・・ではなく、かなり平均年齢の高めな観客ゆえ、体力温存のためか「拍手はちゃんとする」「演奏の合間に合いの手もいれる」「ただし立ち上がらない」という不文律があるかのようでした。
しかし、それは、目の前で行われていることをしっかりと耳と目に刻み付けておこうという意思のあらわれのようでした。手拍子や足踏みがないのは、乗っていないのではなくて、演奏に集中しているためで、たとえ曲の終盤に拍手が起こっていたとしても、エンディングのための繊細なサステイントーンがあれば、水を打ったように静まり返り、その音の行方を追いっていました。そして、終われば割れるような拍手。大人の観客だと感じました。
とはいえ、鳴り止まないスタンディングオベーションに応えて、演奏が再開してからは、もう観客もメンバーもノリノリでした。とくにドラムスの Colaiuta は楽屋に引き上げようとする Jeff を引き止めて無理矢理、2曲はやらせたでしょう。Jeff 自身もかなり気分が良かったようで、最後の最後に使っていたギターを観客に「This is my gift!」と投げ渡して大騒ぎになりました。(結局、スタッフが回収してことなきを得たようです)
22日には、クラプトンとのジョイントがあります。生クラプトンは初めての体験です。どんなライブになるか、そもそも、どの曲で二人が共演するのか、楽しみです。
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