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東京藝術大学卒展

1月29日(水)に東京藝術大学の卒業、修了作品展を観てきました。

アトリエ新松戸の学生スタッフが大きな賞を頂いたりした去年に比べると、全体として多少小振りな展示と言う印象は受けましたが、出品者それぞれが必死で、一生懸命やっていることはヒシヒシと伝わりました。

昨年の芸大卒展のエントリー
東京芸大卒業制作展・1
東京芸大卒業制作展・2

今年、印象深かったのは油画科の村松由貴さん(適当な参照元がないのでTwitterアカウントをリンクしました。画像はこちら)と、先端芸術表現科の三木仙太郎さん(こちらもyoutubeへのリンクです)

村松さんは「体張ってんな〜!」という感慨が、三木さんはフランシスベーコンと食材のベーコンをかけて、映像の他にオブジェやTシャツも展示している総合力に共感しました。バカバカしさに勝るものはなしということでしょうか?

アトリエ新松戸のOGの大柿さんの作品は12分のビデオ作品でした。意欲的なところは有るのですが、技術的なところに興味が行っているのか、まだ実験段階という感じ。今後の展開に期待です。

今年のポスターは何となく「ロシアアバンギャルド」風。。。岩崎的には結構好きな図案です。
誰が選んでいるんでしょうね?

2014/01/31

第56回新象展・全作品公開!

昨日の寒さが嘘のように、今日の日中は暖かだったですね。

新象作家協会のウェブサイトを更新して、第56回新象展の本展に出品した全作品を公開しました。

全部で211点。諸々の作業で遅くなりましたが、ようやく公開にこぎ着けて、ほっと一安心です。まずはこちらからご覧ください。↓
第56回新象展

来週には「第57回展」の出品要項の発送作業も有ります。
様々な状況を鑑みるにつけ、公募団体展冬の時代という認識を持って行動すべきなんでしょうね。問題山積ですが、みんなの知恵を集結して、活気ある展覧会を作り上げていければと思います。

我々の役割

フィーチャリングイメージは昨日のエントリーで紹介した「ちよだ画材」さんの閉店セールで購入した絵の具やメディウムなど。寂しくなるけど仕方ありません。

Macintoshが誕生して、今年で30周年だそうです。Appleのサイトにも記念ページが開設されています。
よくできたページです。

それに関連して、【Macは30年を経ても「最高の自転車」であり「最良の紙」
という記事を読みました。

仕事上の必要性からExcelやWordを使い始めましたが、おせっかいと言うか、過剰な機能に辟易としています。中にはITリテラシーが低い人間がMacやiOSに走るなんて言う主張もありますが、僕らはコンピューターが使いたいのではなくて、ある特定の目的を効率よく達成したいだけなんです。正直、機能の詰め込みは勘弁してほしいと思います。

で、我々の主たる業務である美術大学受験の子達へのアプローチも、同じようなギャップにはまらないように気をつけなければと思います。教える側の知識や経験は当然学生やその親御さん、高校の先生方が持つそれを遥かに超えています。でも、だからこそ、本人のキャパシティーを超えたハイペックなことを押し付けていないか?注意深く見守れる体制作りが必要となります。

Appleが最高級な白紙だとすれば、我々はわら半紙でも良いんじゃないかと思います。でも、そこには罫線も原稿用紙の枠線もない。無限に広がる世界の入り口。そんな存在になれればと思います。

次へのステップ

少し暖かくなった1月24日。明日以降も暖かい日が続くのでしょうか?

新松戸地区では、昨年から今年にかけて、アートやデザインの世界として、ちょっと残念なことが起こりました。

アトリエ新松戸の入っている岡本ビル1Fの「ちよだ画材」さんが明日25日で営業を終了します。
ちよださんは僕自身が高校生の頃からお世話になってきた画材屋さんです。アトリエ新松戸の提携画材店でもあったので、これからどう生徒さんの画材を確保すべきか頭を絞っています。とりあえず、日常的に必要な絵の具や木炭などは、教室のカウンターにそろえる予定です。アイキャッチ画像はその為に購入した画材用のキャビネット。生徒さんの要望を聞きながら、品揃えを整えていければと思っています。

そして、人あつまり会がホームギャラリーとして活動していた「ギャラリーウィンズ」が昨年12月で運営を終えました。ギャラリー併設の「喫茶&カフェ・カドゥ」が営業を終了することにより、ギャラリーの管理をする人材をあてることができなくなったことが要因でした。

自分にとっては、制作活動を続けていく上での「ホーム」と思っていた店舗&施設だっただけに、正直落胆しています。それでも、前を向いていかなければなりません。ま、でも、なんとかなるでしょうし、なんとかしていかねば、と思っています。

第46回松戸美術会展

Facebook(https://www.facebook.com/hideta.iwasaki/posts/687889237923093)でもお知らせしましたが、現在、松戸市文化ホールにて松戸美術会会員および準会員と招待作家の作品を展示する「第46回松戸美術会展」を開催中です。昨日は本郷谷市長、伊藤教育長、東京芸大美術学部長で今回の展覧会にも招待作家として出品されている保科先生、ギャラリー宇の櫻井さんにも参加いただいて、レセプションをかねた新年会を行いました。

教育長の言葉によれば、松戸市は市の教育委員会が管理する初等教育の児童およびそれに携わる職員だけで4万人と、小さな市の要件をクリアできるぐらいの大きな行政の区切りだそうです。あまりに大きくなった為に目の届かなくなっていたところにテコ入れして、今後は文化と美術のあふれる町にしていきたいとのお話も頂きました。まずは、森のホールや博物館など、これまで、殺風景だった市の施設に美術会のメンバーの絵を飾ることから検討したいとのことだそうです。松戸美術会側としても、その期待に答えるべく、組織を整えていかなければと思います。

さて、以下は会場の様子の抜粋です。自分の作品が展示されている部分はFacebookにアップしているので、今日のところはそれ以外のブースを紹介します。
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会期は12日(日)までです。お近くにお寄りの際は、是非足をお運びください。

ギリギリ・・・

アトリエ新松戸受験部の冬期講習会は、4日から新年の授業を開始しています。
今年はこれまでのところインフルエンザなどにかかる学生もなく、入試本番に向け、それぞれに準備を着実に進めているようです。

さて、学生達のチャレンジと同時進行で、自身の制作発表の機会も迫ってきました。松戸美術会展は7日、火曜日から12日までの開催です。同時開催のギャラリー宇でのチャリティー展は19日まで。今日は両展覧会に出品する作品の最後の仕上げをしていました。アイキャッチ画像は第46回松戸美術会展に出品する作品の部分画像です。組パネルによる作品です。紹介するのは部分のクローズアップですが、気になった方は全体像を観に是非足をお運びください。会場は松戸市文化ホールです。

こちらは、チャリティー展出品予定作品です。
松戸美術会新春チャリティー展
明日の朝に最後の作業工程を行って、額装するつもりです。

展覧会前は、本当にいつもギリギリになってしまいます。「もう少し計画的にやらなければ。。。」などと思っていますが、なかなか行動が伴いません。
日頃「計画的な生活をしなさい!」と学生達に言っていることが、ブーメランのように自分に返ってきているような感じです。少しずつでも、直していかないといけないですね。

ジタバタ

久しぶりにPCからの更新です。ワードプレスのiPhoneアプリがかなり改善されたため、帰省中はiPhoneからのアップでした。どっちが良いとかではなくて、使い分けながらこのブログも継続できればと思います。アイキャッチ画像は、自宅アトリエで乾燥させているウェスと軍手。研ぎ出しという技法の使う上では、必要不可欠なアイテムです。今年もお世話になることは間違いないでしょう。

以前のエントリー「第46回松戸美術会展」で紹介した展覧会に向けて、現在鋭意制作中です。下の画像は文化ホール近くのギャラリー宇で同時開催される新春チャリティー展に出品予定の小品達。これから、もう2プロセス手を加えます。額も手配しなければ。。。
チャリティー展用の作品

こちらは、美術会展用の作品。今年6月の新象展で展示する作品のエスキースもかねています。
額装と言うか、空間に対してどういう展示するのか?そこから考えています。
松戸美術会転用の作品

BGMはなぜか Muddy Waters です。あの、恐ろしく深い音空間に対抗できるような作品が生まれたら最高だと思います。
Muddy Waters 読み込み中

繋いで行くために

アイキャッチ画像は実家の庭に実っているキンカンです。今は二泊三日に帰省を終え、帰りの新幹線の中で書いています。

元旦の夕方からは、二人の妹それぞれの家族も集まって、賑やかに過ごしました。特に小中、五人の甥っ子、姪っ子たちは、仲良しということもあり、かしましいことこの上ありません。(このグループ唯一の男性である甥っ子は、少し距離を置いていましたが…)

彼ら、彼女たちの中にも、それぞれの役割と立ち位置があって、一つの社会を形成しているようです。父親のいなくなって、なんだが不思議な空間に感じられた実家でしたが、こうやって代を重ねて行くのかと、改めて思いました。

その様子を眺めながら、「次の世代に繋いで行くために、我々に何が出来るだろうか?」と、ぼんやりと考えました。そして、それはきっと、「きっかけやチャンスを与え続けることかな」と思い至りました。

人間は必ず間違えたり、失敗します。その結果、他人に多大な迷惑をかけることもあります。僕自身は、その度に先輩方から許していただき、それだけでなく、背中を押していただけました。当然、そうでなかったこともありますが、「失敗しても次がある」と考えられるようになれたのは、こう言った経験のおかげだと思っています。

当然、それが本人の甘えに繋がったのでは意味がありませんが、「自分の出来ること、やるべきことに、誠実に向き合っていれば、きっとなんとかなる」そういうメッセージが伝えていければと思います。

以下、本文とはあまり関係ありませんが、実家の庭の様子です。
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祖父の作った小屋。子供の頃はここで「かくれんぼ」とかしていました。今見ると、この小さな小屋のどこに隠れていたのか、不思議なくらいです。でも、それが齢を重ねるということなのでしょうね。

児島ジーンズストリート

年が変わりました。
喪中につき、新年のご挨拶は遠慮させていただきますが、皆様のご健勝をお祈りいたします。

生まれ故郷の児島は、今、国内ジーンズ発祥の地として、注目を浴びているそうです。自分自身がいた時代は、リーバイスなど、輸入品の代用品という位置づけで、繊維祭りなどのイベントでは、一着千円とかで売られていました。

ところが、今ではオーダーメイドの超高級ブランドもあるとのこと。隔世の感があります。

アイキャッチ画像は、児島駅に掲出されているイメージ広告です。

その脇には、巨大なジーンズもディスプレイされています。
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味野商店街の一部は、児島ジーンズストリートとして、工房や工場、販売店が立ち並ぶ観光スポットになっています。元旦の今日はどこのお店もおやすみでしたが、それでも観光客と思しき人が散策していました。

通りのあちこちに、ジーンズが吊るされています。
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ジーンズストリートの案内板です。
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下の二枚は桃太郎ジーンズの店舗。ジーンズストリートの中心的な存在なのでしょうか?昔の郵便局の建物を改装して使っていました。
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他の地方都市の例に漏れず、味野商店街も、古い店舗はほとんど店を閉め、シャッター通りになっていました。そこから地場の産業を自信を持って全国展開させているところに、頼もしさを感じました。

帰省

大晦日の今日。岡山の実家に帰省します。
娘が受験のため、妻は居残りで、僕一人で帰ります。ちょっと寂しいですが、致し方ありません。合格したら、家族揃って両方の実家に挨拶に行かなければ。
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画像はお正月の松戸美術会展に出品予定の作品たち。
今ひとつしっくりこないので、帰ってきてから、もう一度手を入れようと思います。