赤瀬川原平の芸術原論展
千葉市美術館で開催されている「赤瀬川原平の芸術原論展」に行ってきました。
今年は「ハイ・レッド・センター」の高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之の個展が開催されました。
我々世代はリアルタイムで彼らのユニットとしての活動には触れていませんでしたが、美術手帖の記事や昔の東京都美術館の常設展でその存在を身近に感じつつ、尊敬を払っていました。
3人とも、ものすごく頭の切れる方だったのでしょう。時代の空気もありますが、それぞれの展示を見るにつけ、若くしてあれだけ「表現とは何ぞや?」という根本的な問いに切り込む作品を作り、社会にコミットしていたという事実に、あらためて羨望の念を感じました。
東京オリンピックを機に、アートシーンでもジャパンブームが起きるのでは?という期待もあるようです。
実際、「もの派」もここ数年でヨーロッパで評価が高まっているとのことです。戦後から現在に繋がる現代美術の流れを、テキストとして残すうえで、とても貴重な展覧会ではなかったかと思います。
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