死神の精度

2018年1月3日

午後、時間を作って青山ブックセンターへ。ギャラリースペースで開催さ
れている「藤里一郎写真展」にお邪魔する。藤里さんには、2年前に学生
対象の「写真撮影ワークショップ」でお世話になった。その縁で、その後
もお忙しい中、展覧会の案内を送ってきてくれる。
この写真展は、伊坂幸太郎さんの「死神の精度」(文芸春秋社刊)とのコ
ラボレーションだという。予習のため、急いで新松戸駅前の書店で購入し、
電車の中で読みながら会場に向かった。物語もすばらしいのだが、その装
丁と写真とが相まって、作品の世界にぐいぐいと引き込まれた。
伊坂さんは、千葉県の出身。高校はアトリエに最も近いK高校を卒業した
のだそうだ。直接面識はないのだが、親近感を覚える。物語は、登場人物
が死すべきか否かを判断するために、死神がその人を観察する1週間に起
こる事件を6つにまとめたオムニバス形式のファンタジーだ。
死神のモデルは、コンドルズの近藤良平さん。あの人間離れした存在感は
死神にふさわしい。このコラボレーションをセッティングした、ATGの
O君、N君そして藤里さんに会場でお会いできた。ほんの少し前まで、伊
坂さんも居たらしい。才能は互いに求め合う。そう感じたひと時だった。