ミスマッチ
9月も、もうすぐ終わり。4月から始まった2006年度も、折り返し地点です。
ここにきて、何人かの学生から進路変更の相談や報告を受けました。
これまでも、いわゆるドロップアウト組はいましたが、今年の場合、昨日まで真面目に授業を受けていた学生が、急に「辞めたいんです」と言ってくるので、少し戸惑いました。
まだまだ、先の長い人生です。色々な可能性にチャレンジしてみるのも良いでしょう。彼らに限らず、大学を卒業、中退した人からの問い合わせも、増加傾向にあります。
ただ、どんな分野でもそうですが、半年やそこらで何かを身につけたり、理解できるようなことはありません。
「石の上にも三年」という諺もありますが、せめて一年、ひとつのことに没頭出来ないものかと思います。
その人なりの「何か」を成し遂げてから、その世界が自分に向いているのか、どうか判断する。多少しんどくても、ひとつのことに関わったからには、自分で落とし前をつける。
ある意味「自己責任」と言えるかも知れません。でも、その意識がなければ、同じことを繰り返すことになるのではないかと、心配です。
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