ジェフ・ベック/ライブ・アット・ロニー・スコット・クラブ

2018年1月2日

2009/04/24
ジェフ・ベックにとって初めての公式単独ライブ画像です。amazonで手に入れました。ジェフ・ベックは僕にとっては「痘痕も靨」な存在ですから、もう純粋に酔いしれています。amazonのレビューには、来日公演での埼玉アリーナを引き合いに出して、クラプトンと比べてなんだかんだという方もいますが、ジミーペイジを加えてヤードバーズ出身の3大ギタリストと呼ばれてはいるものの、そもそも違う世界に住む人達ですから、一つの基準で比べることからして間違っています。「みんな違ってみんな良い」です。
収録されている曲目は、今年の来日公演と割と近いものでした。ただ、ジョス・ストーン、イモージェン・ヒープの女性ボーカルを迎えたり、クラプトンを加えてのブルースジャムなど、見所満載です。特にクラプトンとの競演は面白い。埼玉アリーナではクラプトンのバンドにジェフが乗っかっていましたが、このDVDでは、茶目っ気たっぷりのジェフのバンドをバックにクラプトンが歌い、ギターソロをとります。できればこっちを見たかったな~。
全体としては、おじさん達のスクールバンドというノリ。プロフェッショナルともなれば、簡単なフレーズも観客がよろこぶように、眉間にしわを寄せて難しそうに弾いたりするのですが、いや天真爛漫というか、とにかく難しい曲にチャレンジすることを楽しんでいるようでした。
そしてなにより、ベースのタルが可愛い。容姿もそうですが、ジェフをはじめ、これだけの才能と一緒に演奏できることを、体の奥から本当に楽しんでいるのが、その表情や仕草からにじみ出ています。そんな彼女がそこにいるだけで、おじさん達のモチベーションが上がっていくのでしょう。楽器を操る技能だけではない、グループでナニカに向かうときに必要な資質をあらためて確認できた気がします。
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